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今朝見た夢の話。

こんにちは、前田です。暑かった夏も終わりですね。

今日は妙な夢を見たので、その話をば。

ちょっとホラーっぽかったりグロかったりするので、苦手な人はご注意ください。

夜、私は電車に乗っていました。一番後ろの車両で、大きな鞄を持っていたと思います。

混んではいませんでしたが、座席はほとんど埋まっていました。皆無表情で、何をする訳でもなく姿勢よく座っていて、車内は静かでした。

そんな光景を何故か特に不気味と感じる事もなく、私も端の方に座っていました。

すると突然、アナウンスが流れます。

「今からこの車両は切り離されます。死にたくない人は避難してください」

人々は座ったまま、動く気配どころか表情1つ変えません。

私は突然の事に理解が追いつかず、また周りが何の反応も示さなかった事から、そういうドッキリ企画かなーとか、本当に切り離される訳ないよねーとか、半ばジョークとして捉えつつ、それでも万が一死にたくはなかったので、車両間のドアを開けて隣の車両に移動しました。

私が隣の車両に移ったその瞬間、それまで乗っていた車両は手を離したみたいに切り離されて、物凄いスピードで闇の中に消えていったのです。

本当ならちゃんと線路が敷かれているので、どこかで見た映画のようにもしかしたら切り離されたところで上手く止まったりするのかもしれませんが、あの時見た感覚としては線路ごと谷底に落ちていったような感じでした。

悲鳴は1つも聞こえませんでした。

私は声も出せず、もし車両を移っていなかったら、あと一歩遅かったら、ああ、大事な鞄を残してきてしまった、などとぐるぐる考えながら、何もなくなったドアの外を眺めていました。

すると、何かが凄いスピードで迫ってきているのが見えました。

肉塊でした。

何の肉か分かりませんが、ピンク色の肉塊が電車の後を追うように迫ってきていました。

どうやら敵意(?)は無いらしく、電車に追いついてからもただただ後をくっついてくるだけです。そしてよく見ると、中に人が二人くらい乗れそうな窪みがありました。

この肉塊は誰かが乗るのを待っているように見えました。

何が起きるかも分からないけれど、これに乗ればさっきの出来事の意味が分かるような気がしました。

肉塊に足を乗せると、見た目通りのむにゅっとした感触が伝わってきました。

私が両足を乗せ終わると、肉塊は突如動きを変え、さっきの車両が消えて行った方向へ飛び出しました。凄まじいスピードで落下していくのを感じました。

気がつくと、私は開けた部屋の床で倒れていました。

部屋自体は明るいものの、壁も床もさっきの肉塊と似たような感じでぶにぶにしていて、所々に仏壇や祭壇のようなものがありました。今思うとかなり不気味ですね。

そこへ白い服を着た女性が一人やってきて、自分はこの場所の管理人のようなものだと言いました。

彼女はある仏壇の前に立つと、そこに供えられていた手紙の束を見せてくれました。

これはあの車両に乗って自ら死を選んだ者達の遺族や友人から、彼らに宛てられた手紙だと。

つまり、あの車両は自殺用だったんですね。

だから彼らはアナウンスが流れても移動せず、いざその時が来ても悲鳴や助けを求める声を上げなかった。

命を断った彼らは一度ここに寄って、これらの手紙を読んでから、所謂あの世に行くのだそうです。

仏壇には手紙の他にも本人の遺品であろう品々も多かれ少なかれ供えられていました。

何故わざわざ集団自殺を幇助するようなシステムが存在するのか、何故電車なのか、どこから遺品や手紙がここへ集まるのか、もし私のような人間が間違って巻き込まれたらどうなるのか、

管理人の女性に聞きたい事が山ほどありましたが、あまり長居すると戻れなくなる、もう帰りなさいと促され、私はぶにぶにした肉の階段を上りました。

そして、ちょうど元の世界に戻ってきたと言わんばかりのタイミングで目が醒めました。

ここまで鮮明に記憶に残る夢は久しぶりに見ました。起きてからしばらくはこの夢の事はすっかり忘れていて、夕方にさしかかった今になって突然思い出した事も本当に不思議です。

しかしまあ、こうして書き出してみるとなかなかに深層心理が心配になる内容ですね。

夢診断とか出来る方がいたら、こっそり結果を教えてください。笑

それでは、また。


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